Otto Berning社製のゼンマイ式フィルムカメラ　ロボット・スター50です。軍艦部中心の大きなハンドルを回してシャッターチャージをすると、あとはレリーズボタンを押すだけでシャッターが切れ、コマ送りされます。フォーマットは135フィルムカメラにしては珍しく、正方形（スクエア）になります。付属品は、レンズSchneider Kreuznach製Xenar 38mm/f2.8と自作速射ケース（レザー製）をお付けします。
このカメラは距離計の付いていない目測式カメラになります。

【状態- 本体】
・シャッター：ゼンマイフルチャージにて約70ショット切れます。速度の正確性は不明ですが、あまり期待できないと思います。
・ファインダー：比較的クリア。写真にてご確認ください。
・巻上げ・巻取り：試写にて確認。問題なし。
・レンズ：多少チリ・ホコリ・汚れはありますが比較的クリア。写真にてご覧ください。

**注意点**
1) ロータリーシャッターブレードに僅かな欠けがあります。入手時からこの状態でした。写りへの影響の程は不明です。
2) シャッタースピードダイヤルの動きが少し固いです。
3) ゼンマイ巻きが足りない状態でシャッターを切ると、シャッターが止まり（レリースが押せない）、ゼンマイを巻いても改善しない場合があります。その際、軍艦部右のノブを手で反時計回りに回す、あるいはシャッタースピードダイヤルを回すと、シャッターが切れるようになります。
4) 画面中心から右下にかけてフレアが入ることがあります。この症状の原因は不明です。撮影状況は必ずしも逆光下とも限らないようですが、元々設計上暗箱内にハレーションを抑える機構(バッフルなど)がないせいもあるかも知れません。

以上、一応撮影は可能ですが、写りにムラがあります。普通のカメラでは物足りなくなった方、経年によるダメージやコストダウンで簡素化された設計等一定の不完全さを許容できる方のみご購入下さい。

その他ご質問はコメント欄へお願い致します。

#ドイツ #カメラ #オットーベルニング　#連射 #フィルムカメラ

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