北折忠直　古城
（昭和四拾壱年 五月之作）

知る人ぞ知る愛知の伝説的工房　北折のクラシックギターです。

北折工房では、クラシックギターやアコースティックギターを製作していましたが、ボディー面を曲面状にした特徴的なものも製作していました。
作品数も限られ知名度も高くはないものの、その高い製作技術からマニアなクラシックギター愛好家からも一目置かれていたようです。

北折のクラシックギターは、忠直名のものと胚音名のものがあり（同一人物なのかも定かではありませんが）、いずれも総単板の本格的なモデルのようです。
北折忠直氏のクラシックギターは、昭和30年代後半から40年代前半のものを時折見かけます。
中でも40年代モデル古城は材料、造りともに良いモデルのようです。

出品の古城は、トップのスプルース単板、
サイドバックのローズウッド単板いずれも良い材料で丁寧に製作されています。（バインディングの木材も隙間なく密着され各部材が完全一体化しています）
形状的にも特徴があり、胴厚は15%ほど薄く、サドルの牛骨はかなり太いものを採用しています。
アコースティックギターも製作していた関係からか音色はアコギのようなニュアンスも含みサスティーンが通常より効いていると思います。
スケールは標準で演奏性も通常のクラシックギターと変わらず良好です。

弦長 : 653 mm
ナット幅 : 50 mm
弦高 : 12F 6弦 4.2 mm 1弦3.8 mm
胴厚み　: 85 mm
ネック : やや順反り

伝説的工房の上位モデルと思われる貴重な
北折忠直氏作　古城
をどうぞ宜しくお願いします。

ギターを写真の古いケース（輸送用）に入れてプチプチ等で梱包しての発送の予定です。

種類···クラシックギター
レベル···中級者

商品の情報